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  大きな本屋に立ち寄ったら、祥伝社新書で豊田有恒氏の韓国関係の新書が出ていたので、立ち読みした。ここ数年立て続けに、豊田氏は祥伝社新書から韓国関係の本を出されているので、また出したのかという感じを正直受けた。書き飛ばしたような本だったので買う気にはならなかったが、豊田氏が韓国に関心を持った理由が、金達寿氏の日本の中の朝鮮文化であったということには、興味を持った。 豊田氏はSF作家でその道では高名のようだが、日本古代史に興味を持つ中、朝鮮半島からの影響をしり、そこから韓国、朝鮮半島の研究に進んだようだ。豊田氏は最近の祥伝社新書の韓国本が典型的ながら、韓国に非常に批判的だが、ただ豊田氏は嫌韓本の多くの著者と違うのは、まだ日本が韓国に対する関心が低いころから本を書いて、また韓国語を学んで韓国語で情報が取れるので、最近の嫌韓本ブームで出てきた人たちとは異なるとおもう。 祥伝社新書はもともと祥伝社がだしていたノンブックシリーズを新書と名前を変えたものだが、90年代ぐらいまでは、にたようなSERIESに光文社カッパブックスがあって、他にKKベストセラーズとか、ワニブックスとか、ゴマブックスなどあり、いずれも硬派の本も出しながら同時にセックスの本とかいかがわしい本も出していた。 わたしはBLOGで何度か小室直樹先生のことに触れたが、小室先生は93年ごろまで『ソビエト帝国の崩壊』や『韓国の悲劇』など光文社カッパブックスから出していた。ところがそれまで毎年のようにカッパブックスから本を出していたものの、そのころから急に他社から出すようになり、一切光文社から出さなくなった。この辺りの事情は松原隆一郎東京大学教授が、保守論壇誌でそのころ、その事情について暴露していたが、小室信者では、このことはTABOOになっている。あるいは単に知らないだけかもしれない。わたしも小室先生の本をいっとき買い集めたほどだったから多少のSHOCKをそのときはうけた。小室先生がなくなった後弟子の橋爪大三郎教授らが、小室氏の思い出について本を出して、小室先生の会津高校の同級生で大親友の渡部恒三代議士の思い出など載せていたが、光文社の件は触れていない。  光文社カッパブックスは光文社新書とRENEWALをして、私の考えにすぎないが、少なくともPHP新書や文春新書、朝日新書とおなじLEVELで集英社新書や新潮新書よりはいいとおもう。祥伝社のノンブックは、わたしは、長崎弦也氏の奇跡の英単語SERIESを買ったりしたが、奇跡は起きず、地道に単語は覚えるしかないと悟らされた本だった。とはいえそれでも懲りず、同じノンブックで志賀一雅という人の『スーパー記憶術』というほんでブルガリアのサジェストペディアという加速度学習法と言われる方法を紹介した本を昭和62年ごろ買って、α脳波とか書かれていたが、なんにもスーパーな記憶は起こらなかった。社会主義最後のころだったからブルガリアというのが何とも神秘的でいかにも効果がありそうだと判断したのが浅はかだった。α波はについては、80年代後半にゴマブックスで品川嘉也教授が何冊も本を書いているなどちょっとしたブームだったこともあった。 そのうえ、ノンブックでは若桜木虔という人の『英単語スーパー記憶術』でも騙されたから、祥伝社のノンブックには英単語で3度騙されてあまりいい思い出はない。無論、騙される自分が悪い。この本は速読術で英単語を覚えるという手口だった。いまは、90日で英語ができるとか半年で中国語をマスターとかいうWEBの記事を思いっきり眉に唾をつけてみているが、その原因には、経験で得た語学には近道はないという当然の教訓に基づく。それを教えてくれたのが祥伝社ノンブックだった。いまだにBSなどでスピードラーニングなど宣伝をやっているが、もともとはサジェストぺデイアであって、朝日出版社などもいっときいろいろ売っていた。  祥伝社ノンブックでおそらく一番売れたのは五島勉のノストラダムスシリーズで、わたしは80年代に学校生活を送ったから、ブームを記憶していて、REAGANがSDI構想を掲げ、核戦争の脅威などといわれたころ、何度目かのノストラダムスブームが起こって、そのころの記憶がある。本当に1999年7月に人類が滅亡するのかと同級生と話したりした。今は北朝鮮で本当に脅威があって、今のほうが切迫感があるなどとは考えられもしなかった。五島勉はなにをしているのだろうか。  豊田氏は、ノンブック時代から韓国関係の本を書いていて、鄭大均首都大学教授も80年代の日本における韓国論の一つとして言及している。ノンブックのおそらくRIVAlだった光文社カッパブックスも、韓国関係は、出していて、小室直樹先生の『韓国の悲劇』は、以前紹介したように、小針進静岡県立大学教授によれば1985年の出版後韓国でも出版されてBEST SELLERになったというし、93年に出版された、『醜い韓国人』は韓国で話題になり、著者の犯人探しが行われ、韓国で騒動になって、騒動になってそれが日本でNEWSになるという顛末を引き起こした。結局加瀬英明氏が著者ではないかと言われているが、イザヤベンダサンを思い出させた。イザヤベンダサンのほうは山本七平氏と判明している。嫌韓本の嚆矢は山野車輪氏の一連の本だと言われるが、『醜い韓国人』のほうが古く、批判を前面に出しているということにおいては、嫌韓本のはしりと言えなくもない。もちろん批判すること自体は問題ないが、自己目的に批判だけをする本は嫌韓本とLABELINGされてもしかたがないといえるだろう。光文社新書に衣替えしてからは、韓国関係は『韓流スターと兵役』などだしている。 金達寿の日本の中の朝鮮シリーズは、わたしは司馬遼太郎との共編の中公文庫の本を何冊か2010年ごろ読んだ。この本を読んで日本の古代の文化をなんでも朝鮮起源に結び付けしかも実証性がほとんどないと印象を受けたし、実際本職の歴史学者からは批判があるというが、それでも、日本における朝鮮から伝わったものは、確実なものに限っても非常に多いのだということはわかった。 その後、ちくま新書で『越境の古代史』という古代日本と朝鮮半島の影響関係の本を読むようになったのも、金達寿氏の影響だった。『越境の古代史』は角川ソフィア文庫に最近再録された。講談社新書で『海の向こうから見た倭国』という本も最近出たし、何度か触れた岡谷公二氏の平凡社新書の3冊の本なども、古代における日本と朝鮮半島の本は近年出版されているから、一般的にこのあたりは関心が高まっているのではないかと思う。 豊田有恒氏に最初に触れながらほとんど豊田氏に至らなかったのはわたしは豊田氏が他の嫌韓本の著者と違って古くから韓国に
関心があったとしても、やはり題名などを見ても、そのSTANCEに疑問あるからよく読んでいないことが要因だ。  同じ80年代に、元々韓国に縁がないのに韓国語を学んで韓国論について書いたという点で豊田氏と同じである関川夏央氏のほうが、豊田氏より言及されることは多いとおもう。大洋の新浦ができて間もない韓国野球に行くと知って、なぜ韓国に野球をしに行くのだろうかと素朴に思った。昭和58年ごろだからネットなどないから、新浦が在日系だとは知る由もなく、ずっと後になって、大学生のころ関川氏の本を知って手に取ってそこらあたりの事情を少し理解したが、そのころは私は大の野球FANであったものの韓国に関心を失っていて、それいじょう読まなかった。だからその本の記憶も非常におぼろげだ。 韓国本 高山正之氏の『中国と韓国は息を吐くように嘘をつく』という本を今回見かけて、以前から高山氏は問題だと思っていて、実際中身もうすっぺらだがこういう本を買うほうも問題だともう。中国語も韓国語もできず、両国での生活経験もないのに本を出せること自体おかしいが、それぞれの言語で一次情報を得ることのできる人が少なくない2017年の現在、情報SOURCEすら怪しい人の本を出す出版社も問題だと思う。同時に社会科学的に方法論、STANCEなども非常に問題ある。そもそも自分が書いた本が、『中国と韓国は息を吐くように嘘をつく』であると堂々と言えるのだろうか。もっとも辺真一氏とか高英起氏のように在日系でMEDIAで活躍している人でも宝島社のムック本の嫌韓本と言われても仕方がない本に寄稿していることは今回初めて知った。(『やばい韓国経済 絶望の真実』) 片や、岩波書店などの北朝鮮は悪くはない、悪いのは日本だと言った、拉致被害者の一人の親族が出した対談本もあって、左に偏った本も相変わらずある。(『拉致と日本人』)古田博司教授によれば、日本の朝鮮史学会は、相も変わらず、旗田魏流の朝鮮に愛はないのか的な実証性の欠損したイデオロギー的な支配が続いているのみならず、ますます悪化しているという。古田教授が実証的と認める横浜国立大学の朝鮮経済史専攻の須川教授や古田教授自身の後継は育っていないという。(『韓国・韓国人の品性』による。)ちなみに李氏朝鮮は人民の収奪が激しく、日本のように近世にはならず中世のままにとどまっていたとは、古田教授は一貫して主張されているが、その旨を須川教授に話したところ同意を得たと書いていた。  あとは、以前、洋泉社新書の本を買ったことのある文化人類学の土佐昌樹国士館大学教授の岩波の『韓国の周辺社会』をみつめても立ち読みした。岩波だが別に偏りはなく、犬食について、一定の支持があるのは、伝統だからだけではなく、栄養や美容という極めて現代的な側面があるからという指摘は興味深かった。ただ、朝鮮においては犬は境界性のSYMBOLといった指摘は、文化人類学なのだろうし、岩波で一般向けの本をたくさん書いていた山口昌男で慣れているものの、両義性とか境界性とかそれで分かったことになるのかは、多少の疑問があった。  文化関連では2008、09年ごろギゾー式で勉強した小倉紀蔵教授の、『ハイブリット化する化する日韓』は興味深かったが時間がないので少しにした。仲が良かったはずの古田先生と思われる人物に対する当てつけのような記述があった。慶応義塾大学の小此木政夫GROUPがAREA STUDIESの方法論による現代韓国研究で、実証的で評価が高いが、小倉教授も中立的だから信頼できると思う。しかし小此木、小倉といったひとたちの本は目立たず、嫌韓本が前面に出ている。世界丸ごとハウマッチにでていたケントギルバードの儒教による中国韓国批判本がBEST SELLER1位とか日経の広告欄に2週間前に出ていたが、ケントギルバードは、日本語力は高いが、中韓の言葉が理解できるのだろうか。生活経験はあるのだろうか。儒教の文献、漢文を読むことができるのだろうか。講談社α新書は安っぽい本を出していると思っていたが、異常としか言えない状況だ。 儒教を視角に韓国を分析したと本など、古田教授がちくまから20年以上前に『朝鮮民族を読み解く』という本で出している。朝鮮思想史が専門で、韓国語も堪能で、韓国の大学に留学し、その上延世大学などで教授経験もあればKBSの日本語講座にも出演し、奥さんは在日韓国人で、日本帰国後は朝鮮研究の専任職を務めている。小泉内閣時の日韓歴史共同研究の教科書GROUP長も務められ、もちろん漢籍もよめる。北朝鮮にも渡航経験がある。母校である慶應義塾大学の東洋史の教授より漢籍を読んでいたと豪語する、そういう実績のある研究者が出した本が話題にならず、まったくの素人が出した本がBESTSELLERになるのだから、おかしいと言わざるを得ない。 日本で韓国関係の本が増えたのは、2004年の韓流ブーム以降、特に2012年以降増えたと思う。だが数は増えても質の向上にはつながっていないのではないかと、感じる。 東方神起は人気があって、先週も週刊文春に小さいが記事が出るほどだから東方神起の本が『それでも東方神起』といった本が売っていたのはわかる気がしたが、改名したBEASTについての本が売っていたのは少し驚いた。                     

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